日曜日。
煙突をブラシでガシガシとこする音で目が覚める。
同居人は朝から働き者。この日は朝から鳥の声も賑やか。
朝ご飯を済ませると、働き者はいそいそと知人から頼まれていた鳥小屋を完成させ、続けて友人にプレゼントするという「子供用落書きテーブル」まで作りあげる。
じっとしていられない性分なのですな。
家に入ってきたと思ったら、確定申告の書類を広げる。
紙がわらわらと広げられると、今度はじっとしていられないのが、麦。
のしのしと書類を踏んづけるために登場。どけられてもどけられても乗っかり、静かな攻防はやがて激しい戦闘状態に。書類、危機一髪。
麦、腹いせにそこらじゅうにあるものを、寝技で羽交い締めにし、後ろ足キックを連打。無茶無茶ですわ、お嬢さん。
午後、働き者はようやく怠け者姿勢になり、ラグビーの試合を観ながら、ルールが分からんとぶつぶつ呟く。
私、その横で、新しい仕事のための整理、準備体操。
煮詰まって、本屋へ趣き、参考資料を物色するはずが、有島武郎と鴨居羊子の文庫本を手にして帰ってきてしまう。なんとなく活字に飢えていて、片っ端からなんでも読んでやろうと思う。
ちなみにここ数日読んでいるのは、カレル・チャペックの「イギリスだより」と、武田泰淳「めまいのする散歩」。
途中、夕暮れの浅間山の輪郭にほれぼれする。
戻ると、怠け者のひとから、「笑点」でナポレオンズを観なかったことを非難され、哀れまれる。一生の後悔モノだとまで言われる。
相方は、ナポレオンズを崇拝しているのだ。
夜は、休みの日の定番、鍋料理。
私が作る料理がいつも小細工を効かせずに大技ばかりであることを、指摘される前から知ってはいたので、今回はタレに大根おろしをすりいれてみる。
大技であることに変わりなかったけれど、美味しかった。
その後は、これまた定番の「鉄腕ダッシュ」と「華麗なる一族」。
数回、「プラネットアース」に浮気して、久々に戻って観た「華麗なる〜」は、さらに輪をかけて華麗ではなくなっていた。
一度観ると、眠る直前、布団の中までフルオーケストラのテーマ曲が追いかけてくるのが難点。
+ + + + +
一夜明けて、月曜日。
のほほんムードは一気に消し飛び、前日の3倍速でコマ送りされる時間。
毎日が、昨日みたいな日曜日だったらいいのに、としみじみ思う。
自分を忙しくしているのが好きな人かと思って、これまできたけれど、最近はなんだか少し変わってきたようだ。(単に年齢のせいなのか。)
前触れナシの嬉しいお土産と差し入れに、言葉どおり癒される。
京都土産の「いり番茶」と、友人手製のお菓子をつまみながら、これを書いている。
いり番茶は初めて飲んだ。たばこみたいな匂いがして、お、と思うが、それもまた癖になる感じ。老舗・一保堂茶舖のもの。
私は「京都の老舗」という言葉にめっぽう弱い。(2番目が「金沢の老舗」だろうか、今のところ。)
手製のお菓子は、友人が車のワイパーにそっとしのばせてくれていたのを、気づかずにしばらく暴走してしまった。無事でなにより。
今日は、二十四節気のひとつ「雨水」だと、相方が教えてくれた。
立春と啓蟄の間の節目。天から降るものが、雪から雨に変わり、農耕の準備を始める目安なのだそう。
春はすぐそこだ。
(ダラダラ書きですなぁ。)