「
自休自足」の最新号を送って頂いた。
今回はパン屋さんの特集。
都会を離れたそれぞれの場所で、愛情と手間をかけてじっくり作られたパンたちの姿は、その写真を見ているだけでじんわり幸せになってくる。
それにしても、またカメラマンの寺澤さんの写真の美しさったら。。
私たち2人は、完全に彼の写真のとりこなのだ。
巻頭のスコップとシャベルと男の子... か、可愛い....
この他、気になる、近頃のヨミもの。
暮らしの手帖別冊「わたしの好きなキッチン用品」。
ひとの手によって使い込まれた鍋やザルやまな板など、なんでもないモノが、こうして使い手のコメントと一緒に並べられると、なんでもなくなくて、特別な存在に見えてくる。
モノに歴史あり。
登場人物も、新旧の「暮らしの達人」が入り交じった豪華な顔ぶれ。
暮らしの手帖、新編集長の松浦弥太郎さんの本領発揮というところでしょうか。
余白の多いデザインは、写真集のように眺めるだけでも清々しい。
「旅」というキーワードに、アンテナが敏感に働いてしまう、この頃。
古本屋さんで手に取った、根本きこさんの「肩掛けボストン鞄の旅」。
全編に、海の向こう(おもにアジアや中南米だけど)の匂いがムンムン立ちこめて、むせ返りそうになる。
実際に、カラダごと遠くに運ばれていく「旅」も魅力だけれど、でも、葉山で開いているお店にやってくる人々を迎える瞬間にも「旅」を感じる、ときこさんが書いていた箇所に、ウンウンと共感。
そこを訪ねてくるひとも、立派に旅人。
まだまだお店歴の浅い私が言うのも恐縮だけれど、去年、様々なひとがデッキを越えて入口から顔を覗かせて、またデッキを渡って帰って行くのを見送る時は、ワクワクと同時に寂しくなるような「旅」っぽい感じがずっとこの場所に漂っていて、「お店をやるっていうのは、「旅」っぽいことなんだなぁ」と思った。
ジブンたちはこの場所から一歩も動いていないのだけど、でも明らかに「現実」から少し離れた「浮遊感」みたいなものや、「ひとの流れ」が、そこにはあって。
そんな架空の旅生活が今年も始まる前に、実際のカラダごとトリップに出かけるまで、あと3週間ほど。
ツアーにはしなかったので、ホテル選びなどが、楽しくも大変。
今朝は、早速、飛行場についたらパスポートを忘れていて、同行の母からこっぴどく叱られる夢を見た(汗)。
焦らない、焦らない....
気になるモノ繋がりで、もうひとつ。
あんまりテレビは見ないけれど、そのCMが流れると、ふぅっと意識が吸い込まれる。
サントリーの烏龍茶のコマーシャル。
たった15秒で、映画みたいな世界観を完成させちゃう技に、いつも感心。
今期の、お姉さんが作る中華料理がまたひときわ美味しそう...と思って見ていたら、あのお料理の作者は高山なおみさんだった。(ことを、
なおみさんの日記で知った。)
なるほど。ぴったり。良いお仕事をされてるな。
あのCMにも、旅っぽさが漂っている。
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「旅」「気になる」繋がりで、もう、もうひとつ。
コレ。買っちゃおうかな。
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番外編。
ジブンは撮られるのが嫌いなくせに、なにか写そうとすると、かならず邪魔に入る麦。
近頃、やたらとにゃーにゃー甘える。春だから?