朝目覚めたら一面の雪景色。
さすがにこのまま春へ一直線〜♪というのはムシが良すぎると思ってはいたけれど...
今年、見そびれた分、もう一度、キラキラした白い光景を目に焼き付ける。
でも春先の雪は、水分を含んで重たく質量があって、少しやぼったい。
真冬の、ひとつひとつの結晶がそれぞれ分離して、さらさらして、積もっても吹けば飛ぶようなこの土地ならではの雪が、今年はほとんど見られなかった。
このまま来冬も...? そう思うと少し怖い。
それにしても、3月に入ってから、気温も逆行。暖冬をもたらしたエルニーニョは2月で終息したとか。
本来なら、冷たい冬を絶えきって、日に日に春の実感を楽しめる時期なのに、これじゃあまったくアベコベです。困るなぁ。
麦も暖かい家から高見の見物。
「よう降りましたなぁ」
+ + + + +
なぜか我が家に続々と集まってきた、子供用のチェア。
友人のYくん(とその一味)は、こうした古道具(古家具?)収集の達人。
東の方で、廃校になるという情報を聞きつければ駆けつけ、西の方からは、頼まずともモノが運び込まれる。
朝起きたら、家の前にブツが積まれていることもあるらしい。
同じ古道具でも、古い学校で使われていた机や椅子などは、見かけはオンボロでも、作りは頑丈。しっかりホゾが噛まされていたり。
特に子供サイズのものは、そこにあるだけで可愛くて。
中にはしっかり「東○○小学校」なんて刻印まで入っていて、ここに腰掛けて足をぶらぶらさせていたハイソックスの男の子の姿を思い浮かべるだけで、微笑ましい。
長い時間、しっかり使い込まれてきたものが、好きだ。

椅子たちは、春からまた新しく子供たちに腰掛けられる日を待って、静かに待機中。。