連休最終日。昨日までの快晴とうってかわって、外は本格的なしとしと雨。
肌寒いので、薪ストーブを点けました。
もうこんなお天気だから、遊びに来ていた人たちも皆帰ってしまったかしら。
あたりはしんと静まりかえっています。
珈琲を飲みながら、窓ガラス越しに森を打つ雨を眺めるのも個人的には好きですが、なにしろ室内だけでは8人も入ればいっぱいになってしまう。
どーぞどーぞとお薦めも難しいのですが、早い者勝ちで、ストーブ前のソファ席、よいですよ。今は空いてます(笑)。(←これを書いていた午前10時頃。)
少し早いですが、GWを振り返って...
長い冬眠後のひっそりオープンにも関わらず、たくさんの人にお越し頂き、住人一同感激しています。
特に、去年も来てくれた方々が、今年ももう一度顔を出してくれ、ハンバーガーを指名してくれたり、家族や別のお友だちを連れてきてくれたり、ということが多く、とても嬉しくありがたいことです。
そんな方たちに「(いい意味で)変わってなかった」と思ってもらえるようやっていかなくては、と気持ちが引き締まります。
まだお店を始めてまもないけれど、「変わらずにやっていく」ことの大切さと大変さを少しずつ感じています。
欲を出して変えてしまうことは簡単。変わらないで在り続けることの方こそ難しい。
自分たちが最初に大事にしたいと思った部分は、忘れずに。無くさずに。
ということで、これからも、このような有様で、(相方がじっとしていられないタチなので、ちょっとずつのマイナーチェンジは加えていくでしょうが、笑)続けていくことでしょう。
応援してくださる方に感謝して。。。
このほか、今年ハジメマシテだった方も、くじけそうになる外観にめげずに(笑)、思い切って足を踏み入れて下さって、ありがとうございます。
なかには、ハジメマシテ以降、期間中2回3回といらして下さった方も。
ちょうど忙しい時間帯と重なって、きちんとお顔を見てお話できなかった方も...。これに懲りず、また覗いてみて頂けたら嬉しいです。
昨年夏・秋、以来、今年も来てくれた笑顔の素敵な奥様と優しいご主人のカップル。
「よかったら...」とおずおず差し出してくれたモノを見て、ビックリ。
我が舎のトレードマークになってるツチノコ猫(!)モチーフの消しゴムはんこ!
昨年のうちに、HPに出て来る物を参考に作って下さっていたとのこと。
角砂糖の大きさと比べてもサイズがお分かりかと思いますが、小さいのにとっても精巧。
相方が作った元祖のはんこよりホンモノそっくりです。
なにより、おうちに帰ってからも、この場所のことを想って作業してくれた時間のことを思うと、もったいないような、この小さなカケラからすごく温かいモノがじんじん伝わってくるような、なんともいえない気持ち。
いつもいつも、私たちは、もらってばかりいるような気がする。
目にみえるものも、見えないものも。
8日間の特別期間が過ぎて、今は少し放心状態なのだけれど、うまく出来たことも、至らなかったことも、がんばれたことも、まだまだだったことも、みんなひっくるめて、これからの週末に繋げていけたら。
夕方にはすっかりひとけも消えて、いつもどおりの静けさに戻りつつある町。
浮き足だった気配を洗い流すかのように、締めくくりの雨がそっと降り続いています。
+ + +
猫の手も借りたい時に、まったく知らんぷりだったこのひとも、やっぱりいつもの暮らしとは違うザワザワした雰囲気の毎日に、お疲れの様子。
大好きな相方の匂いのするエプロンとニット帽を抱え込んだまま、ぐんにゃりと寝てしまった。
みんな、ありがとう。
みんな、お疲れさまでした。