ギンギラギンにさりげなく、北軽井沢も夏、真っ盛り。
残暑(なのですよね、もう。)キビシくなってきました。
追加の買い出しに降りた軽井沢は、30℃以上。渋滞する国道の先はゆらゆらと蜃気楼。
スーパーの駐車場での場所取り合戦も白熱し、誘導係は早くも降参気味...。
町中が、なんとはなしに殺気立ち、地元民でもドキドキして早く逃げ帰りたくなります。
この1週間だけとはいえ、気温も、町全体の雰囲気も、もはや「避暑地」とは呼べないのかも。
でも、この賑わいのおかげで成り立っている町なので、文句も言えません。。
その点、北軽井沢はのどかです。
もちろん、こっちのスーパーやコンビニ、直売所などはてんてこ舞いになりつつあるようですが、それも一部のこと。
いつもは誰もいない別荘地内の道も、さすがに人の気配が多くなっていますが、みんなのんびり散歩をしたり、テラスで本を読んでいたり、どちらかといえばかつての避暑スタイルが残っているようです。
奥まった我が家に帰ればいつもと同じ静けさ。遠慮がちな蝉の声と、高い木の上で鳴く鳥の声。
ギラギラの太陽も、もりもり茂った木立にさえぎられ、室内までは届きません。
近くの民宿に滞在中の、体育会系プラスバンドの練習する音だけが、夏の喧噪を知らせてくれます。(このブラバンはスゴい。夜も10時過ぎまでがんばります。)
特別営業もあるので、買い出し&仕込みの量はいつもの倍以上。
買い出し、いつもの珈琲豆や作ってもらっているお菓子の引き取り、合間に少しやり残した仕事を整理し、この後しばらくできなくなる一般家庭的家事(掃除、洗濯...)を済ませ、野菜てんこもり真っ赤なスープを煮込んで、特大洗面器のようなボールでケーキの材料を捏ねました。
ああ、あとはイベントのお知らせなども作りたいのに、間に合わない... ヒエェ。
待ちに待ったYさんの新刊が、この悪いタイミングで届き、手に取りたい気持ちをぐっとこらえて片隅に置いています。
昨日、ドライヤーがないというYさん宅に、我が家で未使用のものを貸すためにお邪魔して、Yさん父にも初めてご挨拶。
Sさんのエッセイにあるとおりの「白髪のゴッホ」のようなお方と、エッセイにあるとおりの「世間も浮き世もない役にたたない話」をご一緒して(布団乾燥機の蛇腹のホースをドライヤー代わりに頭にあてながら、人は人としての尊厳を保てるか、といったような。。)ワサワサした気持ちが少し浄化されました。
ニコニコ堂さんはやっぱりスゴい。
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おっと日が暮れてきちゃった。まだまだやることいっぱい。
みなさま、よいヴァカンスを。