なんとなく予感はあったのですが、やっぱり今日が忙しくなりました。
いつも、少しだけ世の中のピークとずれるのです。
せっかく来ていただいたのに、お断りしてしまった方、お待たせしてしまった方、ごめんなさい。
もう少し静かなシーズンに、ぜひ再訪をお待ちしています.....
と、書きながら、やっぱりこの時期しかお休みが取りにくいという方は、多いのでしょうね。
サービス業や、それに限りなく近いオフィスワークに就いてきた私と相方にとっては、「お盆休み」といっても、「ひな祭り」や「七夕」のようなカレンダー上の行事という感覚でしかなく、自分たちとは無縁のものになって久しいです。
なのでこのお店を始めてどうの...ということはないのですが、あらためて、訪れる方たちから発散される「ナツヤスミな匂い」に触れて、そうかぁ、夏休みかぁ、いいなぁ...と、ボンヤリと。
春でも秋でも、お正月休みでもなく、夏休み独特の高揚と倦怠の入り交じったようなけだるい感じが、お店のなかにも漂っていました。
実際この時期は、どこに行っても混んでいて、移動も大変で、特に家族連れの親御さんなどは、楽しい、より、疲れる...なのかもしれませんが、そんな夏休みも、数えるほどしか巡ってこない訳で。
一年で見違えるように大きくなる子供たちを見て、一回一回の夏休みの貴重さを知りました。
夏休み、と聞いて思い出す大好きな絵本。
ふと思い出して、本棚から引っぱりだして表を向けて置いておいたら、よく親子で眺めてくれているよう。

『サンタのたのしいなつやすみ』(レイモンド・ブリッグズ作・絵)
今、発売されているのは、タイトルも訳者も微妙に変わっているようで、私の手元にあるのは1976年に篠崎書林から出たもの。(詳しいひとによれば、このこばやしただお訳版のほうが、断然味わい深いそうです。)
寒い国暮らしに飽き飽きしたサンタは、改造したキャンピングカーをトナカイにひかせて太陽の国フランスへ。しかしこってりフランス料理は口に合わず、キャンピングカーも牛の大群に襲われ、スコットランド、ラスベガスへと、這々の体で移動していきます。
どこへ行っても数日のうちにサンタとばれてしまうサンタは、短いバカンスを終えて自宅へ戻り、猫のクロと犬のポチに迎えられ、大好きなポットいっぱいの紅茶で一息ついて、最後にこう言うのです。
「まあ、でも、けっこうななつやすみだったわい」
今頃、自宅に帰り着いて、同じようなセリフを思わず口にしている人も多いのでは?
(だったわい、とは言わないまでも...。)
あー、私たちもどこかに出かけたくなってきたな。。
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ところで、今日の夜10時20分頃に、このブログを覗いてくれた方は、77,777件目の訪問者だったみたい。ラッキー♪(何も出ませんが。)
この数も、あらためて見ると、すごいですね。。恐縮デス。