夏の終わりの花、ムクゲが満開に。
白地に中央が赤のもの、ピンクの八重のカーネーションのようなもの、紫で中央が濃い色のもの。3種類。
大輪で、ハイビスカスのようにあでやかなのに、咲く時期のせいでなんとなく寂しく見えてしまう。
この花が散ったら、秋がくるのだ。
ここ数日も昼間の日射しは強いけれど、朝晩はぐっと涼しい。寝るときも長袖にしようかなと思うくらい。水道水もキンと冷たく感じるようになった。
町には時期をずらした観光の人々がまだちらほら。
夕方、買い出しに出た先で、ペンションに遊びに来てるらしい学生の女の子ふたりに「ここらへんでお酒のツマミとか買える場所ありませんか?」と声をかけられる。
そこは、国道からもだいぶ離れた別荘地の中。唯一のコンビニまで歩いて25分はかかるところ。そう告げたら「ええ!?ちょっと歩けばあるかなーと思ったんですけど...」と財布だけ握りしめて困惑してる。
そうだよね、イマドキ普通の町なら5分も歩けばコンビニの一つはあるもんね。いやしかし、北軽をなめちゃーいかんですよ。
帰り道だから行きだけは乗っけていってあげられるけど、と言ったら、迷った末に乗り込むことに。のんびりしたいいとこですねぇ、そうだねぇ、と話しながら、なんか今私は田舎に暮らす逞しげなオネーサン(オバサンとはまだ言いません)に見えてるんだろうなーと内心考える。
目的地に着くと、初めてコンビニを見た人のように感激して、何度もお礼を行って降りていった。帰り道、大丈夫だったかな。あー、お店の宣伝しとけばよかったな(笑)。
コンビニまで30分近く歩いていった...という思い出も悪くないだろう。(30分で済めば近い方だ。)あの子たちの目には、相当辺鄙な場所に映ったかな。
私はそんなところに住んでます。住んでしまえば違和感もないさー。
ブツブツ言いながら家に戻ると、相方が「死にそーな目に遭った」といってヘロヘロ帰って来る。
畑まわりの草刈りをしていたら、草刈り機でスズメバチの巣を真っ2つにぶったぎってしまい、中から大っきなヤツらが一斉に飛び出してきたそう。
そらぁ危ない。なにしろ相方は「ハチリーチ」(2回やられ済み。次刺されたら命に関わる。)だし。
そういえば、この夏の終わりくらいからが、ハチたちも忙しくなってくるんだった。気をつけねば。
そんな外界の人や生き物たちとの接触を楽しみつつ、お店もラストサマーシーズンに突入。
8月はたしかにピークなのだけれど、私たちには実は来月のことが何かと気にかかり...
麦小舎オープン以来初のゲストありイベント(トークショー)に、翌週は東京まで出張しちゃいます・・・
あー、緊張してきたぞ。
詳しくは明日、にでも。
- - - - - - - - - - -
しかしこのひとはなんだってこう、段ボールやらクシャクシャの新聞紙やらに巻き込まれるのが好きなのだろう。
相方の落書き(麦ホイホイと書かれてます)にも気づかずご満悦。お尻もはみ出してますよ。