おとといの日記で書き忘れてしまったこと。
もうあれから3年が経ちました。
(ついたちとキリがよくて、折しも防災訓練の日でもあるために、忘れようにも忘れられません。)
北軽井沢に移り住んで半年もたたずに、ド派手な洗礼を受けて、この先どうなっちゃうかしらと不安になりつつ、それでも間近でプスンプスンと火を吹く山を見上げる興奮は、ほかでは味わったことのない経験でした。
思えばあの年の秋は、何度か微噴火も繰り返し、紅葉も降灰のせいで美しくならず、秋を愛でるどころではなかったな。
あれ以来、時々いたずらに煙をはいてドキドキさせるものの、山は何事もなかったかのように悠然と、ただそこに存在しています。
(とはいえ、地震も、もうしばらくはないだろうと誰しもが思った3年後に再び起きた。油断はならない。)
ふもとの人間は、お天気も気持ちも晴れ晴れの時には「オハヨー」と微笑みかけたり、足元のことに余裕を無くしている時には「今、どかんといっちゃえー」とロクに山も見ずに不謹慎な呪いのような言葉を呟いたりしながら(ごく稀に、ね)、日々、ちまちまと暮らし続けています。
山がきれいに見えるかどうかは、気持ちのバロメーターになっている。
写真は数日前、まだ夏の日射しが眩しかった日のハレバレ、ホレボレの山。
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噴火のあった頃、参考にさせてもらっていた掲示板を運営もされている、浅間火山学に詳しいG大学のH先生とは、その後、お店を通じて実際にお会いできることにもなり。。
このほどH先生が作った「
浅間火山北麓の2万5000分の1地質図」は、火山に詳しくなくとも、山のふもとで暮らす者にとっては、あらためて自分の立っている場所について意識するようになる興味深い内容。
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コチラに電子地図版もあります。)
地質図は「麦小舎」でも販売中。ご覧ください。
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【お店のご案内】
今週末、9月8日(土)はイベント貸切のためクローズとなります。
9日(日)は通常とおり営業いたします。ご了承ください。