(前の日記の末文より)・・・という訳でやっぱり負けちゃいました。。。
寝込むまではいかないものの、鼻と喉をやられて頭も朦朧とするなかで、冴えない一週間が過ぎました(泣)。
ここにきてようやく復調の兆し。週末を前に、なんとか、よかった。
約束事があり、午前中から上田へ。
この時期、上田へ向かうサンラインは楽しい。鈴なりの真っ赤なリンゴ。収穫間際の黄金色の田んぼ。終わりかけのピンクのコスモス。秋、真っ盛り。
特に、木にたわわになってるリンゴを見るのは未だに新鮮で、「わぁー」と思う。以前にも書いたかもしれないけれど、育った土地柄、ミカンや柿や梨が木にぶらさがってるのは普通なのだけど、リンゴは珍しくて。こちらの人にとってはありきたりな光景なのだろうけど。
途中の直売所で、傷あり紅玉大きいのが7個も入って300円だったので早速買う。ようやく煮るぞ。

用事を済ませて、おきまりの「ルヴァン」へ。今日の柳町はなんだか活気づいている。酒屋さんの前ではドライフルーツの露天が出ている。ルヴァンの入口には真っ青な朝顔が秋空に向かって伸びている。いつもながら気持ちのよい路地。
今日から発売の「リンゴのパイ」(ここでもリンゴ!)に目を奪われていると、うちのお店を訪ねてくれてお友だちになったスタッフのIさんが「こんにちわー」と声をかけてくれる。お店に並んでるパンそのものみたいな、素朴で元気で笑顔のかわいいひと。話している横をちょうど通り過ぎたオーナーの甲田さんに「カフェをされているんです」と突然紹介されどぎまぎする。
「リンゴのパイ」はお土産に。新しく始まった「ルヴァンターブル」のランチは、今日もお昼をよそで済ませてしまったためお預け。うー残念。
「パンを買う」という日常的な行為が、ここではちょっと特別なコトのように思えてしまう。ガラガラと引き戸を開けて表へ出る時はみんな笑顔だ。

なんとなくハレバレとした気持ちになったので(ダラダラ風邪のせいでこんな気分は久しぶりだ!)、帰り道は少し遠回りして湯ノ丸高原経由の峠道で。
紅葉は、やっぱりまだ「おおお!」と思うほどではないけれど、でも森全体がうっすらと枯れて乾いた暖色系の色合いになりつつあり、時々ハッとするような真っ赤やオレンジの木もある。
お地蔵さんを「一」から数えながらカーブを上り、湯ノ丸につくと気温は5℃以上違う。人っ子一人いないゲレンデのふもとを歩いて、見上げると真っ青な空にうろこ雲。ようやく待ち望んだ秋晴れ。やっといちばん好きな季節の空に出会えた。しばらくぼーっと見つめる。

峠を下りきった鹿沢の「紅葉館」のお風呂は今日はパスして、新鹿沢へと下る途中、ススキの草原に出会う。西日を受けて穂先が金銀に輝いてとてもキレイ。
パノラマライン沿い、キャベツ畑の向こうの浅間も今日はくっきり。

紅葉のピークはあと1〜2週間先のようですが、今くらいの時期のこのルート(小諸〜高峰〜湯ノ丸〜嬬恋〜北軽井沢)もお薦め。
さあ、週末。秋の浅間高原ドライブ(&もちろん暖かい珈琲も...笑)はいかがでしょう?