ここにきて、ぐっと冷えてきた。
朝晩はマイナス5℃くらいまで。日中も10℃に足らず。
室内で吐く息が白い...。いよいよ覚悟を決めなくては。
ニュースで「軽井沢、初雪」の知らせ。
北軽ではまだだったけれど、この気温で天気が崩れれば、まず間違いない。
朝起きたら一面....となる前に、慌てて焚き付け用たきぎ拾い。
とうとう最後の葉も落ちた裸ん坊の雑木林。
見上げると、梢はさらに高くなったような気がする。
- - - - - -
このところ、寒さに頭と体が縮こまって、動きが鈍くついぼんやりしてしまう。
やるべきことも後回しにしてぐうたらしていた時、届け物の用ができて、畑作業中の相方のもとへ。
畑仕事もそろそろおしまいかと思いきや、ここに来て白菜などの出荷はまだまだ続き、住み込みバイトくんたちは帰ってしまったため、忙しさがぶり返しているとは聞いていた。
夏には一面緑で爽やかな広大な畑も、この季節には色も無く寒々しく。
がちがちに黒く固くなった土の上で、お世話になってるSさん家族と相方が、ぽつんと黙々と白菜を刈って箱へ詰めていた。
日も傾いて、空気は刺すように冷たくて。包丁を握る手もさぞかし冷たいはず。
その光景を見て、自分のぐうたらさを恥ずかしくなると同時に、作家・佐野洋子さんが北軽井沢のことを書いたエッセイのなかで、「浅間山も、美しい自然も、それはぜんぶ仲良しの農家のAさんのもの」と言っていたのを思い出す。
本当に。
雪をかぶって日に日に凛々しくなる浅間の美しさを誇る資格は、今の私にはないなぁ。
ここ最近、疲れもあってブッキラボウだった相方をちょっぴり責めてしまったのも、ごめんなさい。
あの重労働のあとに、家のこともやってくれていたのだから。ヘトヘトなのは当たり前。
相方の農家見習いもまもなく2回目のシーズン終了。
こちらは少しずつ、山を、北軽の自然を、誇れる資格に近づきつつある。
(いつもご苦労様。)
- - - - - -
さて、もうひとつのお仕事、お店のほうは残すところあと2回の週末だけ。
明日はちょっとお試し的なあったかフードメニューも予定。
今週末は相当冷えること、間違いナシ。
場合によっては、日曜日など雪予報も出ているので、どうぞ人も車も冬装備でお出かけを。
- - - - - - -
【お知らせ】
このあとの営業日につきまして、16時をラストオーダーとさせて頂きます。
(16時をまわればあたりはほとんど薄暗く。。お早めにお出かけください。)