すこーんと突き抜けるように晴れた分、ぱりぱりーんと冷え込んだ朝。
外の気温、マイナス8℃。室温、4℃。
昨夜、天気予報で釧路の予想気温「マイナス7℃」と確認したので、イイ線いっていた。
9時半の開店までに、なんとか人をお招きできる最低室温にするべく、薪ストーブと灯油ストーブをフル稼働。
こうなってくると、やっぱり11月のこれくらいの時期までが限度なんだなぁと実感。
住人なら、怪しいまでにモコモコに着込んで、いざとなったらコタツに退避してなんとか越冬していくのですが、カフェにゆっくりしに来られる方にそんな「サバイバルさ」を要求するのはおかしな話。
もしくは、北欧かどこかで極寒をウリモノに氷でできたバーやホテルなどがあるように、ここでも『マイナス20℃の世界を体感できるカフェ!』と銘打ったら流行るのかしら...。
それでもそんな今日も朝から昼過ぎにかけては風もなく日射しが暖かだったので、デッキでもひなたぼっこができていた。
すっきりと見晴らしのよくなった林に、さーっと射込む11月の陽光は、弱々しくても優しい感じがして好きだ。(ただし、14時をまわれば、くるっと厳しい顔に様変わり。あっという間に去って行くので要注意...。)
明日は、とうとう雪だるまマークが長野・群馬の上にも降りてくる!
「ふ〜ゆ〜がぁ、はぁ〜じま〜るよ〜♪」(..と歌っている場合ではない。最近よく頭にマッキーが駆け巡るのはなんでだろう...汗)
雪は困りますねぇと言いながら、どこかで今年はじめての白いふわふわを見るのを楽しみにしている自分もいる。
車の方はくれぐれもご注意を。
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この子たちにとってもいよいよ厳しい季節の到来。
夏前に母猫おちょこから生まれた、チビ(♂)、クロ(♀)、サンボ(推定♀)のソトネコ3兄妹。
夏・秋と過ぎて、体もどんどん大きくなり、もはやお母さんを追い越してしまいそう。
いちばん好奇心旺盛で怖いもの知らず、お母さんそっくりの顔したチビ。
いつもびっくりしたような真ん丸の目でじっとこちらを見る美人のクロ(猫パンチは兄弟中最強)。
いちばん臆病でいつも最後からおっかなびっくりやって来て、エサにありつくのがヘタなサンボ。
朝晩に、最低限のエサとミルクをあげるうちに、それぞれの性格も見えるようになってきた。
おちょこの生む子供がここまで大きく揃って成長するのは珍しいこと。問題はこれからの季節。
夕方、冷たい風に吹き晒されながら、窓越しに口々に「ニャア」とされると、胸がズキズキ痛むけれど、これ以上手を貸してあげる訳にはいかない。
寒さと苦労は知らず、でも世界に限りのあるこの子(麦)と、環境は厳しくとも家族がいて好きなところに好きなように行けるあの子たち。
はたしてどちらがシアワセなのだろう。