数日前、ワケあって罰ゲームのような「本気(マジ)ダッシュ」をしたら、すべての内臓が口から飛び出して泡を吹いて倒れそうになった。
ほんの数十メートルだったけど。
この年になって「よーいどん」をさせられるとは思ってもおらず。
しかし図らずも自分自身の身体能力の低下を思い知るよい機会ともなり。
今年は体を動かすことを真剣に考えなくちゃ。
企画の意図とは外れたところで、ひとりうなだれるワタシ。
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ふと思い立って、いつもの(といっても年に数えるくらいだけど)赤い橋の向こうのヘアサロンに行く。
「これまでのふわふわーっていうんじゃなくて、もうちょっと、こう、重ためっていうか、前髪とかばしっと一直線な感じで...」
と、いつものごとく要領を得ないオーダーを伝える。
自慢じゃないが生まれてこのかた、美容室で思い通りの注文を言えたためしがない。
それでもここのオニーサンは読解力にかなり優れていて、あやふやかつ無理難題なリクエスト(実はいまだに自分の髪質__量も少なくコシもなくその癖一部の生え際は妙に強情にとんでもない方向に向いて生えている__を潔く認めようとせず、もっとも不向きなカタチを望んでいるらしい)に、誠心誠意こたえてくれようとするから有難い。
だから。
今これを書いている時点でワタシが身につけているカブリモノが、キノコ、あるいはお笑いのアンガールズの小さい方の髪型を模したもののようであることの原因は、決して彼の腕のせいではない。
帰宅してワタシを見た相方のコメント。
「えーと、あのスーパーマリオに出てくる....」
「え、ピーチ姫?」
「の、となりにいつもいるヤツ。」
正解は、キノピオというキャラクターらしい。字面が示すとおり、キノコをもとにしたキャラ。あとからこっそり調べてみたらなかなか愛嬌のある可愛らしいヤツだったので安心した。
ワタシの心の奥底にある「芯があるけど可愛らしい大人のオンナ」像までの道のりは遠い。
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■近頃、寝不足になってる理由の本:::岸本佐知子『
気になる部分』(白水社)
だいぶ前に出たエッセイだが今頃になってこのヒトにハマってしまった。
訳者として名前は知っていたけれど、こんなに魅力的な人だったとは!
リサイクルブックショップで100円で手にしたのが申し訳ないほどの充足感。
■ページをめくってはうっとり幸せに浸れる本:::なかしましほ『
もっちりシフォン さっくりクッキー どっしりケーキ』(文化出版局)
可愛い過ぎない硬派な表紙も素敵。スタイリング・大谷マキさん、に納得。
久々に素人菓子づくり魂に火がついた。まずは「アースケーキ」から!
■この冬いちばんの一枚:::原田知世『
music & me』
ワタシの身辺の方々で話題に上がってる知世さんのニューアルバム。
この冬はこれさえあればいいかも、って思えるくらいの気持ちよさ。
こんな素晴らしいアルバムを作っちゃうひと(伊藤ゴロー氏)と、普通にお喋りしちゃったんだなー、と今更アガる。(手遅れ。)
明日は久々に遠出のおでかけだー!