頭のなかの整理のために、お隣町の図書館へ。
なにしろ今は家の中が冷凍庫で鈍い頭の回転がさらに廻らなくなるというのもあるけれど、昔から集中して勉強をしたい時にも「外に出る派」だった。
家の中だとついついダラけて、読まなくてもいい雑誌やお菓子などに手が伸びてしまう。
自分に甘いタイプには、図書館などの、少し張りつめたくらいの空気がちょうどよい。
この、どの場所でなら集中して物書きなどがはかどるか、という問いには、ひとそれぞれあるようで。
絵本作家の佐野洋子さんは、ファミレスがいちばんはかどると言う。
脚本家の故向田邦子さんは、頭の上で大ボリュームでテレビが点いている定食屋の席が指定席だったそう。
どちらも、エンジンがかかってしまえばもの凄い集中力を持っているからだろうな。
凡人には難しい。。
さっぱりした冬の町並みを窓越しに眺めるカウンター席に陣取る。
やっぱり、家にいるときよりもちょっとずつカタチにすることができた。
お隣の席には、机に「日本史B」と書かれた教科書とノートとペンケース。
そのセット具合が懐かしい感じがしてなんとはなしに眺めてしまう。
入試かな、期末テストか何かかな。
それにしても、その持ち主は席だけ確保してさっきから一向に姿は見えない。
おーい、日本史、がんばれよー。
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図書館のあとは、ランチのおいしいカフェでひとりご飯をし、(本当は
こちらの日記を読んで無性に鴨せいろが食べたかったのだけど、ひとりで蕎麦屋さんに入る自信がなく、、)古本屋さんをのぞき、ホームセンターに寄り、友達の家で少しだけお茶して、暗くなる前ぎりぎりに家へ帰る。
少しずつ日が伸びてきたとはいえ、この場所にいると、夕方5時を過ぎると「ああ、帰らなくちゃ」とそわそわしてしまう。
東京にいた頃は、日付が変わって外にいることもへっちゃらだったのに。。
このそわそわはどこからくるのだろう。夜の闇が濃いからなのかな。
人間は本来、夜の闇を恐れる弱い動物なのかもしれない。
だから、怖くないように、どこもかしこも明るく照らして強がっている。
幾日か前、友人宅でお酒を飲んで、徒歩15分の距離を一人で歩いて帰った。
時刻は夜の11時過ぎ。いったん収まっていた雪がいつしか再び吹雪になっていて、帰る頃にはちょうど絶好調。
雪が風と一緒に横殴りに吹き付け、時々視界が真っ白なホワイトアウト状態に。
黒い森がゴウゴウやキイキイという音をたて呻いていて、それはそれは恐ろしくて、酔いも一発で冷めて、雪に足をとられながらも小走りでなんとか帰り着いた。
ああ、あれは怖かった。。
あんな夜にひとり放り出されたら、格闘家だって泣きたくなるに違いない。
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近頃、日記もまめに書けないのは、ひとつは寒さで億劫になってしまうからだけど、別の形でアウトプットを予定しているため、自然とここに書いて発散することを控えているからなのかも。。
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かたや相方の頭のなかも、ある大きなお買い物のことでルンルンの様子。
今のお伴にあちこちだいぶガタがきたため、ちょうどそろそろ...というところだった。
ピカピカの新人くんが並ぶ展示場の片隅に停めた今の相棒、H社のCクンの姿はどことなく寂しそう。。
(春なのに〜、おわかーれですーか〜〜....泣)
Cクン、今まで相棒ありがとう。まだまだ現役で次の相棒のために人肌脱いであげてください。
小さい頃から親しみのある「スバル」のマーク。星の配置や紺と黄色の配色など、他の会社のロゴよりカッコイイと思っているのは贔屓目でしょうか。