今でも耳の奥にざわざわと心地よい余韻が残っています。
おしゃべり。笑い声。子供たちの歓声...。人が集まることで生まれるあったかいような懐かしいような雑音。
それは、私たちがこの場所に一番ほしかった「空気」。
同時にそれは、私たちだけでは絶対に作り出せないものでもあります。
* * *
今年も、2日間のマルシェが無事終了しました。
時おり姿を見せる山ならではの分厚い雲にハラハラしどおしではありましたが、全般的にはお天気にも恵まれ、昨年よりも多くのお客様が足を運んでくれました。
ご来場くださった皆さま、どうもありがとうございました。
駐車場のことなどでご不便をかけたにも関わらず、皆さまに気持ちよくご協力いただき、感謝いたします。
いつものお顔のなかに、ちらほらと初めていらっしゃる方の姿も...。
こうしたイベントを通じてこの場所を知ってもらえたら、それはとても嬉しいことです。
これをきっかけに、普段のスタイルとメニューの日にも、覗きに来ていただけたらと思います。
そして。
2日間を通して一緒にマルシェを盛り上げてくださった出展者の方々に、あらためてお礼をお伝えしたいと思います。
本職のお店や展示などと並行して忙しいなか、朝早くから搬入・セッティング、そして夕方までのお付合い、本当にありがとうございました。
1〜2日の短時間とはいえよその場所に出店するということは、準備期間も含め、見かけ以上に大変な作業であることは、自分たち自身の「出張」の経験からも知っています。
それでも、皆さん普段から慣れていらっしゃる方ばかりだったので、首尾よく空間をそれぞれの色に仕立ててくださり、さすが!と感心してしまいました。
いつもの庭やテラスが賑やかに飾られて、小さな家も喜んでいるように見えました。
あのなかで一番慣れていないのは間違いなく当の私たち!
終始パタパタと、会場ののんびりムードを破りまくっていました...(汗)。
目の行き届かないところで、不便や迷惑をおかけしたりしていたことと思います。
暖かく見守っていただいて、ありがとうございました。
* * *
この場所に暮らしながら、また小さなお店を通じて、少しずつ広がっていく人の輪。
今は、それが一番の私たちの財産だと思っています。
私たちにできることは、自宅の一部で週末だけの小さなお店をすることが精一杯なのですが、皆さんの力を借りればあんな気持ち良い時間と場所を作り出せる。
これからもその優しい好意に甘えながら、小さな輪を少しずつ大きくしていけたらと思います。
それこそ、こんな不便な場所ならではの楽しみ方であり、冒険であり、可能性なのじゃないかと感じています。
実は、今回のイベントを準備中にも、離れて暮らす家族の体調不良などがあり、一時は開催自体を迷ったり、特に相方はそのことで精神的にも辛い時期でもありました。
家族の「大丈夫だから」という言葉に甘えて、無理矢理わがままを通してしまったのですが、そのいつもながらの後方支援にも感謝しています。
(来週末はそのためにお休みとさせて頂きます。)
イベント前はいろいろ焦ったりお腹を壊すほどにドキドキハラハラしていたくせに、終わってしまえば寂しくて、もう「次は何をやろうか」なんて話しています。
もしかしたら、秋にもこんな企画を.....?!
それはそれ。行き当たりばったりな私たちのことなので、まぁ期待はせずにお待ち頂ければと。
(あ、その前に6月にもちらりと予定があるのですが、それはまた追々...。)
無駄な動きのせいで、パンパンにむくんだ足と、原因不明の腰痛を抱えつつ、それを上回るじんわりと幸せな余韻をもうしばらく楽しみながら、ここでひとつ区切りをつけて、またトコトコやっていこうと思います。
追記:
このあと当日の画像も整理したいと思いますが、今年はバタバタして(特に初日の)写真がほとんど撮れず...。
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