今年の梅雨はいやにマジメ。毎日ガンコによく降ります。
いつもだったら梅雨入り宣言した途端にぴかーと晴れて、予報士さんが「えー、いやー、そのー」と頭を掻くのがお決まりなのに。
久しぶりの晴れ間。しかもお休み。
ついフラフラ〜と車を走らせたくなったけれど、いかんいかん、約束間近(というか過ぎてる、すでに...)の宿題もあるし、ガソリン急騰のこのご時世、目的もなく出かけるのは気が退けて。。
代わりにカメラを提げて、キャラメル一箱ポッケに入れて、近所の道へ散歩に出かけた。
いつもは車でびゅっと通り過ぎてしまうところも、わざわざ歩いてみるといろんな発見がある。
せせらぎに沿ったシダの群生。
枝いっぱいに重たそうに花をぶらさげたフジの大木。
すぐにもツリーハウスが造れそうな直角に折れ曲がった木。
朽ちかけたバンガローの庭に、不似合いなくらい鮮やかなヤマツツジ。
鬱蒼とした森の道を抜けると、ひょい、と目の前にリゾートホテルの高層ビルが覗く。
その風景がなんとも間が抜けていて、あー、キタカルって憎めないなー、と思う。
野菜直売所で、店番のおばあちゃんの彼女なりの地球温暖化への危機感について、ふんふんと耳を傾けたら、20円オマケしてくれた。
花を売ってる植木屋さんでも、苗を眺めていたら、レタスをもらった。(苗も買ってないのに。)
ベタベタしすぎず、かといって知らんぷりしない。
この町のそんな飄々としたところが好きかも。
これからも、迷った時は歩いてみよう。