湖へ出かけました。
長野県の北のはずれ、斑尾高原のさらに奥にある希望湖(のぞみこ)というところ。
夜明けとともに出発して、2時間たらずで到着。
上から見ても下から見ても斜めから見ても、雨雲からは逃れられない予報だったけれど、やけっぱちで出かけてみたら、霧が晴れてお日様まで顔を出してくれました。
到着するやいなや、ハッチバックを開いて、取り出したのは竿2本とルアーの入ったバッグ。
そう、今日の目的は、フィッシングぅ〜(語尾にアクセントを)でございます。
ここ希望湖は、知るヒトぞ知る、バス釣りの人気スポットであるらしく。
相方、前日までの農作業+仕込みの寝不足週間も吹っ飛ぶかのような軽やかな足取りで、早速周辺のチェック。ほぼ1年ぶりくらい、待ちかねたこの日なので嬉しくて仕方のない様子。私は寝ぼけ眼をこすりこすり、ヨロヨロと後に続きます。
希望湖は周囲2,5kmほど。
齧られたビスケットのように、湖の一部が新潟県になっていて、湖周をぐるりと巡れば自然に越境してしまう。
護岸も一部きれいに整備されていたり、中之島のような部分があったりして、人造湖のように見えますが、実は古くからの自然湖とのこと。武田と上杉の争いの場にもなった云々との看板もありました。
湖の周りはぐるっと道が続いていて、トレッキングコースとしても人気。巨大なブナの木や、水芭蕉の群生、ピクニックにぴったりのクローバーの野原など、起伏に飛んだ景観が楽しめて、釣り人でなくても一日のんびり過ごせそうな気持ちよいところ。
こんな湖が近くにあったら、(相方はもちろん毎朝通ってしまうだろうし、)私もお散歩に嬉しいんだけどな。


投げ始めて1時間もたたないうちに、やりました!
相方、ゲットです。30cmオーバー!
実は、付合い始めてこの日まで、何度かお伴はしてきたものの、なぜか私が一緒だとまともに釣れず、相方は消化不良、私は数々聞かされた武勇伝を疑り始めていたところ(笑)だったのですが、今回はばっちりキメてくれました。
「だいぶ小振りだけどな〜」と言いながら、早めの時間に仕留められたことにホッとしていたみたい。(さすが、勘は鈍っていなかったね。)

私はといえば、後から思えば、いっちばん最初に何気なく投げたときに、グググと手応えがあって、あらまあらま、と慌てているうちにバレて(食い逃げされて)しまった、その1回だけ。
あとは投げても投げてもウンともスンともいわないので、お決まりのお昼寝コース。
静かな湖畔に、時おりコロコロコロ....と、もののけ姫の「こだま」みたいな音が響く音(あれはなんだったんだろう?)を聞きながらウトウトと。
ふっと時計を見ても、まだ朝10時前。早起きすると、なんて一日がゆっくりなんだ!
お昼は相方手製のピクニックランチ!私はこれを目当てに着いてきました(笑)

思い思いにのんびり過ごして、3時過ぎに撤収。
小布施をまわって(栗スイーツを食べて)、菅平を越えて(カモシカの親子とすれちがって)、近所の温泉に入って、晩ごはん前には帰宅。
臨時休業とさせてもらっちゃいましたが、私たちにはこんな時間も大切。
これで、きたる7月8月の週末を、楽しみつつ乗り切っていきたいと思います。
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今夜も雨が降り出しました。
しっとり6月も、気づけばもう終盤です。