お待たせいたしました!
麦小舎発のリトルプレス『Forest & me.』2号ができあがりました。
1号目を創刊してから半年。
予告より1ヶ月近く遅れての完成となってしまいましたが、なんとか三日坊主ならぬ「1号坊主」にならずに「02」をカタチにすることができて、今はじわっと嬉しさがこみあげています。
途中、時間がうまく取れずにバタバタしたことも、不安に負けそうになってもがいたことも、こうして出来上がってくると吹き飛んでしまうもの。(このあとは、また別の不安が待ち受けている訳ですが...;)
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新しい号では、前号の反省を踏まえて、装幀にも少し手を加えてみました。
一番の違いは「紙」。コストの関係で、紙選びは頭を悩ますところなのですが、今回は(ちょっぴり奮発して!)優しい風合いのケナフ紙を選んでみました。
同じ紙種で、表紙には少し厚手のものを使ったので、より「本らしく(!)」なり、手に取ったときの感触もしっくりくるようになりました。
そのぶん、1色刷りのページを増やしたのですが、その構成も、ちょっと冒険か?と思ったところが逆に面白い効果となって、発案者の相棒Mちゃん(デザイナー)に感謝です。(どんな構成なのかはご覧になってのお楽しみ...)
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見かけのことからお話してしまいましたが、肝心の中身について。
今回も「麦小舎」から繋がる魅力的な方々に登場していただきました。
巻頭のインタビューは、以前から大ファンだった「tico moon」のお二人に。9月に行なったライブの機会に「ワガママついでに!」とお話を伺いました。
作り出す音楽そのままに温かくて自然体のお二人。今、思い返しても夢のようだった一日。少しでもカタチにして残したくて、ライブにお越し頂けなかった方へも少しでも時間と空気を届けられたら。。
特集は「森の冬じたく」。
まずは、北軽井沢のお隣、高崎市にある私も大好きな雑貨やさん「SABI」さんのご紹介を。お店の商品をまるまる買い占めたい!という願望を、誌面上で叶えてしまいました。はるばる森まで遊びにきてくれた秋冬にお薦めのアイテムたち。気になった方はぜひお店へ駆けつけてみてください。
続いて、軽井沢の個性豊かなギャラリー3店をピックアップ。軽井沢暮らしの大切な仲間であり、センパイでもある3人のオーナーさんたちに、お店のこと、長い冬の過ごし方などを聞いてみました。皆それぞれに、飾らず、背伸びせず、自分の価値観や視点を大切に、この場所での暮らしを楽しんでいて。会えばいつも刺激や励ましを貰っています。お店は冬季お休みに入ってしまいますが、来春以降、足を運んでもらえたら嬉しいです。
1号からつづくキッチンでできる草木染めのご紹介では、今回はちょっぴり脱線して、冬こそ試してみたい羊毛のコマ紡ぎを教えてもらいました。コマをくるくる回すだけで自分でもできる糸紡ぎ、これはハマってしまいます!
各誌で大活躍のカメラマン・キッチンミノルさんのフォトコーナーも引き続き。どこにでもいそうな少年の「帰りじたく」の一瞬の表情。思わず魅き込まれる1カット。
北軽井沢をご存知の方なら誰もが惜しんだ書店「本の六四館」の閉店。あのクセのある書棚が懐かしい方に、「キタカル的読書案内」も(懲りずに)あります!
このほか、小さなコラムや独り言、落書き、もろもろ。。
来たる冬。
この小さな本が、長く静かな季節の、ささやかな楽しみのひとつとなれば幸いです。
詳細やご注文方法などは、こちら↓をご覧ください。
http://www.mugikoya.com/book_new.html
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通信販売は週明けから発送をスタートします。
ここで、ご注文いただいた先着100名の方に、ちょっとしたオマケの品をご用意いたします♪
少し気の早いクリスマスカードがわりに受け取って頂けたら...。
案の定、こちらは目下、鋭意手しごと制作中!
今日もお店を閉めた後、「材料」を入手すべく、相方とふたり、夕方の森の奥を彷徨ってきました(笑)。この時期、この時間帯、いつ熊と遭遇してもおかしくない状況...、かなり命がけの作品です!(ほんとにささやかなモノですけど...汗)
また、委託販売をお願いしているお店へも、順次お届けしていく予定です。
2号の機会に、近々HP上でお店のリストも掲載したいなと考えています。
(「フォレミ」をお取り扱い頂けるお店も募集しております。ご興味をお持ち頂けたら、メールにてお問い合わせください。)
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最後になりましたが、今回もこの小さな本をもったいないくらい素敵にまとめあげてくれたデザイナー・マキちゃん、温かくサポートしてくださる株式会社サンビームのスタッフ皆さま、取材に快くご協力くださった方々、1号を手にして感想やメッセージを寄せてくださった皆さま、くじけそうな時に励ましてくれた友人・家族(時折のっそり現れては大事な原稿をクシャクシャにして私と大乱闘を繰り広げた猫1匹を含む)に、心からの感謝を捧げます。ありがとうございました。
森からのお手紙が、ひとりでも多くの方のもとに届きますように。。
小雪のちらついた初冬の日に*