「新緑の森はステキ」とうっとり日記に綴った直後。
その森から手痛いしっぺ返しを受けた。
犯人は、天敵、ブヨ。
相方に任せきりの菜園を、少しは手伝ってみるか、、と、種まきをしていた一昨日の夕方。左手中指にチクリ。え、まさか。いやでも、まだ季節も早いし...。と逡巡する間もなく、刺されたところが見る間に赤くなってきた。
ムシ刺され軟膏で応急処置をして、一夜明けたら、すでに左手はグローブのように真っ赤で肉厚に腫れ上がっている。(たぶん、朝青龍の手のひらってこんな感じ。)
熱を持ってジンジンしびれ、痛いのと痒いのが交互に襲ってきて、じっとしていられない。
利き手ではないといっても、両手でモノを持つことも、歯磨きのキャップをひねることも、パソコンでキーボードを打つことも、ヘンな話、トイレでズボンを上げ下げすることもできない。
不便だし、痛いし、痒いし、いた、かゆ、いた、かゆ、うぉぉぉぉーーっっ!
となり、仕方なく右手だけで運転して病院へ。
この病院、午後になるとお留守番のような先生が一人。
名前を呼ばれて部屋に入っても、顔も見ない。「いつから?どこを?今の症状は?」聞きながらひたすらパソコンに打ち込む。傷口を見もしなければ触りもしない。
これは口述筆記ですか.....と呆れていたら、最後には「で、どうします?」!?
........あの...それは私が聞きたいこと。
そのために、ズキズキする腕を心臓より高い位置にふりかざす(片手だけシェーをしているような)妙なポーズでここまでがんばってきたんですけど.....。
イマドキの病院では、口述筆記の挙げ句に、クスリ選びも患者任せらしい。
どっちにしろ、抗アレルギー剤の塗り薬と飲み薬だけもらいたかったので、それでいいっちゃいいのですが...。
そのクスリと、氷をとっかえひっかえ冷やし続けてきたおかげで、今は少しずつ腫れもひいてきた。
それにしたって、にっくきブヨ。
あんなちっこいヤツに、ここまで苦しめられるとは。
ただ血を吸うだけならいくらでもあげるのに、血を固めないための変な毒を残していくのはやめてほしい。
毎年やられているけど、今年は洗礼が早かった。ちゃんと腕や首は隠して防備していったのに、種まきする指先を狙われてはどうしようもない。
虫に弱いのは、父親の遺伝かなぁ。去年は腕、一昨年はアゴをやられました。(アゴのときはマスクで隠したりして切なかったなぁ...。)
相方なんてしょっちゅう刺されているのにちっとも腫れない。もう抗体があるのかしら。
畑仕事をちょっくら手伝って、さも自分のシゴトのようにあれこれ自慢しようとしたのが、バレましたかね、ブヨさん。
あー、それにしても痛痒かった。。
このイタカユさ。
少し前にテレビで見たお笑いのバナナマン日村が、「皆さん。カバって、皆さんが想像してるのよりもうちょっとだけ大きいんですよ」と言ってるのを見てうまいこと言うなと可笑しかったのだけど、それを真似て言うなら「皆さんが想像してるのよりもうちょっとだけ痛痒い」んです。。
あーあ、山暮らしもイイコトばかりじゃございません。
チキショー。