この日の植樹から丸3年、ようやく庭のシャラ(夏椿)が咲きました。
植樹の日の日記では「来年が待ち遠しい」なんて書いているけれど、とんでもない。
一昨年も去年も、葉っぱは青々と繁るけれど、蕾の影はまったく無く。
この土地が合わなかったのか...と、今年は半ば諦めていたら、3週間前くらいにひょっこり蕾を見つけた。そこからはじりじりハラハラ見つめ続ける日々。
そして昨日、雨上がりの薄日のなかで、クシュクシュっと丸めたティッシュのような薄い花びらがひとつ開いているのを発見!
ここまで長い日々でした。
何かコトを起こしたら、すぐにも結果を望んでしまう私たちの日々とは、まったく違う時間の流れ方。
ゆっくり、じっくりでも、いいんだね.....。
クシュクシュのはかない花を見上げながら、話しかけてみる。
不思議なことに、今年はこの他に蕾もなく、この一輪だけみたい。
その貴重な一輪も、まだまだ弱々しく、一夜明けた今朝にはもう頭をたれて、夕方にはホタリと落ちてしまいました。
たった一人の、たった一日だけの命。
でも、ちゃんと木が生きていることを教えてくれました。
来年には、もう少し家族や友達を連れて、帰ってきて欲しい。
またその日を、こんな雨と雨の間の束の間の青空がのぞく日を、ゆっくり、じっくり、待つとしましょう。
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そのほか、雨ニモマケズ、咲くこの時期の花たち。
草刈りをしなかったアプローチ側で今年たくさん咲き出したのはヤマオダマキ(左)。去年まであまり見なかったけれど、色合いやフォルムがなかなか品があって洒落てる。
ブラックベリー(右)は花も勢い良く、実も豊作が期待できそう。
畑も花ざかり。ナスの花のこの鮮やかな色は、畑でもよく目立ちます。庭のテントのところに「琉球朝顔」を植えてみました。夏のお山で南国の海気分が味わえるように...。
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私のなかで、ゆっくり、じっくり、育てていきたいモノ__。
「フォレミ」を手にしてくれた方々から、嬉しいコメントが届きます。
旅行の素敵な情報がぎっしり詰まっていて
小さなカバンをもって、すぐにでも旅に出たくなりましたよ。
表紙から最後のページまで旅のおいしいエキスがぎゅーっと
つまっているようで、残りを読むのが楽しみです。
森の香りが蘇りました。
子供が小さいので、もう何年も旅行らしい旅行はしていません。
誌上で旅気分に浸らせていただきました!
小さな本が、私の代わりに全国あちらこちらに飛び立って、おしゃべりを楽しんでいるのかと思うと、想い描くだけで幸せな気持ちになれます。
北海道から九州まで、きっと私自身は一生行くことはできない場所までも。
みなさん、ちっちゃな旅人を迎え入れてくれて、ありがとうございます。
新たなお取り扱い店も増えました。
オンラインの古本やさん「
古書モダン・クラシック」のステキなラインナップに加えて頂くことになりました。
「モダン・クラシック」さんのことは、
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たくさんの良い本を見て来てこられた方に認めてもらえたことは、これまた嬉しく励みになります。
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